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ホットペッパーのデータから見る『2021年度の美容業界のトレンド』と『2022年のトレンド予測』

ホットペッパービューティーアカデミーの

「美容センサス」のデータから、昨年の美容トレンドを振り返ってみます。

ビュートピアさんといい、ホットペッパーさんといい、美容業界にもいいメデイアが増えましたね。

人気のキーワードは?

 

全世代の1位は『髪質改善』


※美容センサスのサイトより抜粋

こちらの画像を見ると明らかですが、

10代、20代、30代、40代の全ての世代の女性の1位は『髪質改善』です。

本当にいろんなところで聞くようになりましたね。

ただ、『髪質改善』て、一体何をすることなのか?

という定義が曖昧なため、今年この辺のキーワードは変わるかもしれないですね。

2位は『インナーカラー』などのカラーに関するキーワード。

全頭ブリーチは傷む、仕事に不向き、などの理由から、

インナーだけブリーチするという30代の方も増えたみたいです。

40代でハイライトが2位になっているのは、おそらく白髪ぼかし目的ですかね?

前まではほとんどの方は『白髪は黒く染める』というのが当たり前でしたが、

最近のグレイカラー世代は、ハイライトで白髪部分を明るく馴染ませるという方も多くなってるみたいです。

エクステブームの再来??

気になったのは、10代、20代で3位に入った『エクステ』。

確かにインスタなどでも「エクステ付けましたー」という方を結構見かけます。

みなさんご存知の通りですが、

僕らの世代(30代後半)でエクステと聞くと、15年〜20年前くらいに流行ったエクステブームをイメージされると思います。


出典:re-quest/QJ navi

まさにこんなイメージの。

この当時のエクステは、確か編み込みでつけるのが主流で、施術にはかなりの技術と時間がかかってたと思います。

それが、最近のエクステは『シールエクステ』になってて、(何年も前からありましたが)

派手髪だけではなく、艶髪のストレートとしても使われてるみたいですね。

特に『インナーカラー』もトレンドなので、ブリーチに抵抗ある方などが

インナーにハイトーンのエクステを付けるというのも多いみたいです。

『シールエクステ』自体は、その名の通り接着部分がシールになっていて、

特殊な機械で挟んでくっつけるというだけなので、特別技術も必要なく、

美容師さんなら誰でも施術可能なメニューになってます。

酸性ストレートや酸熱ではなく『縮毛矯正』がランクイン

もう一つ興味深かったのが、10代、20代、40代で

『縮毛矯正』が入ってるというところ。

酸性ストレートや酸熱はもしかしたら『髪質改善』の中に入ってるのかもしれないですが、

『縮毛矯正』が検索されているというのはまた時代の変化を感じます。

おそらくですが、

酸性ストレートや酸熱トリートメントでキレイなストレートスタイルになれなかった、

失敗された、断られた、という方々が、結局キレイなストレートスタイルにするためには

『縮毛矯正』だよね。と行きついたのかもしれません。

これは美容師さん側もそうだと思いますが、

酸性ストレートで2時間3時間かけて施術したり、

酸熱トリートメントでアイロンの手間をかけたりして

思ったよりもキレイにならないのであれば、

はじめからアルカリコントロールしながらストレートした方が失敗しにくいよね。

という意見も最近よく聞きます。

なんにせよ、巻き髪一択だったスタイルから、

ストレートスタイルを楽しむ方が増えたんだなというのがよくわかるデータですね。

2022年は大胆なイメチェンが流行る?(考察)

振り返ってみると、

『髪質改善』や『ハイライト』、『エクステ』や『縮毛矯正』など、

ビフォアー、アフターで劇的に変化させることができるメニューがほとんどですよね。

もしかしたら、コロナ禍で変化のない毎日に、見た目だけは変化を楽しみたい

という潜在的なニーズがあるのかもしれないですね。

ブリーチや縮毛矯正など、変化の振れ幅が大きければ大きいほど、

メニュー単価が上がる傾向があります。

他にも変化の振れ幅が大きいメニューとしては、

『カット』『パーマ』などもあります。

おそらくまだコロナ禍は今年いっぱい続きます。

変化のない毎日に、髪の毛の変化を提供することがお客様への『価値』に繋がるので、

2022年は大胆なイメージチェンジを提案してみるのもいいかもしれないですね。

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