美容業界で働くサラリーマンのちょっとためになる情報

美容室の「差別化」と「収益構造の見直し」が出来る新しいサービス提案!!

先日のYahooニュースで、2019年度の美容室の倒産件数は過去最大になるとの記事が出てましたね。

しかも、9割以上は小規模店舗で、現在は大型店よりも小規模展開のサロン様の方が厳しい状況のようです。

倒産までいくには本当に様々な要因があるとは思いますが、

「差別化」・・・ 
 美容室件数は過去最高を更新中。紹介ではなく検索するのが当たり前の時代に、いかに検索してもらえるか。

「話題化」・・・
 snsだけでなく、食卓や友達同士の会話の中でどれだけお店の名前、スタッフの顔を思い出してもらえるか。

「満足度の最大化」・・・
 以前に比べると圧倒的にトリートメントやデザインカラーはお手軽に体験できるようになっているため、様々な美容メニューを経験してきたお客様をいかに喜ばせれるか。

などが現在の課題に挙げられると思います。

そこで、今回はそれらを解決できそうなアイデアを考えてみました。

※法律的に難しいとかは一切考慮してないので、ご理解お願い致します

セット面を広告にする

まず一つ目は

『広告業』

です。

美容室に来られてるお客様って、かなり共通点多くないですか?

・住んでるエリア
・年齢層
・世帯
・金銭感覚
・ファッションの趣味、などなど

例外はあるにしても、そこまで離れてないと思います。

つまりは、

その美容室のオーナーや一人のお客様が好きなことは、他のお客様も好きな可能性が高い

ということだと思います。

これって、広告を出す会社からすると、かなりオイシイ状況なんですよね。

テレビやYouTubeやタクシーや雑誌などなんでも、どんな人がそれをより見てくれるのか?

ということを徹底的に調べ上げてから広告をうちます。

ただ、美容室の顧客の場合はそれを調べる必要すらないので、

顧客様が宣伝したい内容をそのサロンの他のお客様に宣伝してあげる

というサービスです。

その方法は、

セット面の一部分にPOP(B5サイズくらい)を用意してミラーもしくはセット面の台に常時貼っておく

です。

電車の窓や、駅の階段みたいに、セット面の1部を、広告スポットとして売りに出しましょう!

ということですね。

こんな感じで鏡の一部に貼ったり、鏡の下に置いたり

展開方法ですが、

1年以上通っていただいている顧客様限定で、

1ミラーを1ヶ月3000円〜5000円くらいで販売。

セット面6面のサロン様であれば、 月 / 1,8万円〜3万円

大体3ヶ月あれば顧客は1回転すると思うので、3ヶ月単位での販売でMAX10万円弱くらい。

顧客様の中からのみですし、オーナーがOKかどうか判断すれば変な広告もないですし、

飲食店や整体をやってるお客様や、

シンプルに婚活したい人は自分のプロフィール書いて自分のsnsのQRコードなど貼ってもらっても良いと思います。

美容室側のメリットとしては、

・何もしなくても広告収入が月々入ってくる
・自分の顧客様同士のコミュニティが形成される
・広告を出したい人が新規顧客として通ってくれる可能性もある

広告を出す側のメリットは、

・信頼している美容師さんからの紹介なので、来店(購入)してもらいやすい
・顧客の層をリアルに知っているため、マーケティングをしたりする必要がない
・テレビ、もしくはsnsなどを見ない層にもアプローチできる

と、それぞれにメリットがあり、

また、都心の大型店よりも、郊外の小規模店舗の方がやりやすいサービスだと思います。

今あるスペースをそのまま活用するだけですし、

美容室側は特に初期投資や必要なものでもないので、簡単に始めれそうです。

金額に関しては、毎月の来店客数などによってお店ごとに変えないといけないと思いますし、

サロンの景観を気にされる場合はデジタルフォトフレームなどを使って映像を切り替えたりなど、

荒を探せばたくさんありますが、新しい収益の仕組みとしては面白いんじゃないかと思います。

古本の貸出

2つ目は、

『本の貸し借り』サービス

です。

『まちライブラリー』

というサービスを知ってますか?

このサービスをそのまま利用させてもらいます。

http://machi-library.org/what/

こちらのホームページを見てもらうとわかるのですが、ものすごく良い取り組みをされてて、

簡単に内容をお伝えすると、

 

・まず、お店に本棚を作る ⇨

・その後、お客様やスタッフさんから自宅で眠ってる古本を集める ⇨

・その際にそれぞれの本にメッセージを一言書いてもらう ⇨

・それをいろんな人が借りて、読み終わったらまた一言メッセージを添えて返す ⇨

・本をきっかけに間接的なコミュニケーションが生まれる

という内容です。

ジブリ映画『耳をすませば』の雫と天沢聖司みたいな関係ですね。

本を寄贈してもらうのもお貸しするのも全て無料での取り組みになります。

お店からすると利益が生まれるサービスではないですが、

メリットとしては

・本を返さないといけないため、失客防止に繋がる
・読みたい本があることが来店動機に繋がる
・お客様同士で繋がりを作れるため、アットホームな環境作りが出来る
・スタッフさんの読書習慣が作りやすくなる

などが挙げられると思います。

まちライブラリーというシステムは、

誰でも始められて、しかも案内ツールなども(有償ですが)提供してくれるみたいなので、

本棚を作るスペースさえあればすぐにでも始めれそうです。

実店舗があり、尚且つ定期的に通う環境だからこそ出来るサービスなので、

美容室には非常に相性の良いサービスだと思います。

読書好きなオーナー様ははじめられてみてはいかがでしょうか??

撮影サービス

3つ目は、

撮影サービス

です。

施術終了後の5分間を利用して希望者に1眼レフでの撮影をしてあげる

というサービスです。

今でもセット面でスマホで簡単にバックショットとかの撮影をされてるサロン様もあると思いますが、

それよりもちょっと本格的な撮影になります。

良い感じの写真がなかった。。

撮影してあげる事で、

お客様側のメリットは

・一番可愛い状態を知れる
・その写真がある事で自宅でのスタイリングのお手本に出来る
・サロンモデルの体験が出来るという非日常をあじわえる

サロン側のメリットは

・可愛い写真を撮ればお客様が自身のsnsにUPしてくれる可能性が上がる
・紹介の可能性が上がる
・カルテ代わりになる
・毎回撮影するという気持ちで施術を行うので、フィニッシュワークの技術が上がる
・撮影技術も上がる

というなんとも良い事ずくめなサービスです。

もちろん撮影スポットを確保したり、撮影時間を確保したりとハードルはありますが、

メリットの方が大きいような気はします。

また、子育て世代のお客様であれば、子供の写真を撮ってくれたりするのはかなり喜ばれそうです。

毎回毎回子供の写真を撮ってれば、それだけで成長記録のアルバムが作れますし、

子供が「あそこのお店に行きたい!!」と言うと、お母さんはなかなか断れないと思います。

皆さんカメラはお持ちだと思うので、あとはバック紙さえあればすぐに始めれるので、

普段よりも5分施術を早く終わらせて、撮影の時間を作ってみるのはいかがでしょうか?

まとめ

以上3つの新サービスを勝手に提案させてもらいました。

冒頭でも書いてたように、

「差別化」
お客様から見て、他のお店と違うということがはっきりとわかる

「話題化」
サロンにいないときにsnsや会話の中で話題にしてもらえるネタを提供できている

「満足度の最大化」
お客様が潜在的に求めている事を具現化して、期待値を超えれてるか

といった事が必要だと思います。

もちろん提案させてもらった変化球的なサービスをしなくても、

普段の技術や接客で十分なお客様も多くいらっしゃると思います。

なので、まずは基本の技術や接客を見直しながら、プラスアルファでなにか話題化出来るものとして

参考にしてもらえれば幸いです!

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