4月から新しい環境に変わり、新たに習い事を始める方も多いと思います。
うちの子もこれからピアノを習うことになり、電子ピアノを色々と探してみました。
ただ、何せ電子ピアノに対する基礎知識もないですし、
種類も多過ぎて何を選べば良いのかさっぱりわからなかったので、
ウォーターサーバーを買った時と同様に、
ピアノも見た目から入って選びました。
見た目から入ったときに一番良かったのが、
rolandとカリモクとのコラボモデルの「きよら」というピアノでした。
サイズ感や見た目は申し分なかったのですが、
予算が大幅にオーバーでしたので、こちらは諦めることにしましたが、
その時に話を聞いてrolandには他にもオシャレでお手頃な商品もあると知ったので、
うちはrolandに絞って検討することになりました。
その中でも、
・見た目がオシャレ(木目調)
・値段が10万円代まで
・サイズがコンパクト(マンションなので置けるスペースが限られてる)
・なるべく長く使える(初心者〜中級者まで対応できるスペック)
『HP704』『HP702』『DP603』のスペック比較
それぞれの特徴
HP704の特徴
本格的な鍵盤タッチ、サウンドを実現した、プレミアムなキャビネット・モデル
HP704は、高い表現力を持つ、プレミアムなホームピアノ。
シンプルながらも気品のあるすっきりとしたデザインのキャビネットに、グランドピアノさながらの本格的なサウンドとハイブリッド機構の鍵盤を搭載しています。
高さのある本体に、4スピーカーを内蔵。
グランドピアノ特有の奥行きのある音場感を体感いただけます。
HP702の特徴
コンパクトなキャビネットに、妥協のないピアノ・クオリティを凝縮
コンパクトなキャビネットに、高品位なピアノ・クオリティとデジタルならではの多彩な機能を備えたホームピアノ。
豊かに響くピアノ・サウンドや、グランドピアノの立体感を感じて演奏できるヘッドホン、豊富なレッスン機能など、
ご自宅での練習に最適なHPシリーズのエントリー・モデルです。
DP603の特徴
表現力にさらに磨きをかけたスタイリッシュなデジタルピアノ
洗練されたスタイリッシュなデザインに、ピアノとしての高い基本性能を搭載したDP シリーズが、表現力に磨きをかけてグレードアップ。
奥行きスリムで、蓋を閉めるとフラットになる人気のデザインはそのままに、ローランドの最新ピアノ技術を搭載。
生きたピアノ音を実現する「スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源」、
木材と樹脂センターフレームのハイブリッド構造の「PHA-50鍵盤」は、繊細なタッチによる表現力をかなえます。
特徴だけを見ると、圧倒的に『DP603』が良さそうに感じますね。
スペック比較
次はより細かいスペックを比較していきます。
HP704 | HP702 | DP603 | |
音源 | ピアノ音:スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源 音色:324音色 |
ピアノ音:スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源 音色:324音色 |
ピアノ音:スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源 音色:319音色 |
鍵盤 | PHA-50鍵盤:ハイブリッド構造(木材×樹脂センターフレーム)、エスケープメント付、象牙調・黒檀調(88鍵) | PHA-4スタンダード鍵盤:エスケープメント付、象牙調(88鍵) | PHA-50鍵盤:ハイブリッド構造(木材×樹脂センターフレーム)、エスケープメント付、象牙調・黒檀調(88鍵) |
ペダル | プログレッシブ・ダンパー・アクション・ペダル(ダンパー・ペダル:連続検出、ソフト・ペダル:連続検出/機能切替可、ソステヌート・ペダル:機能切替可) | プログレッシブ・ダンパー・アクション・ペダル(ダンパー・ペダル:連続検出、ソフト・ペダル:連続検出/機能切替可、ソステヌート・ペダル:機能切替可) | ダンパー・ペダル(連続検出) ソフト・ペダル(連続検出/機能切替可) ソステヌート・ペダル(機能切替可) |
スピーカー | アコースティック・プロジェクション 出力:25W×2、5W×2 |
出力:14W×2 | 出力:30W×2 |
調律・整音 | 鍵盤タッチ キータッチ:100段階、固定 ハンマー・レスポンス:10段階 マスター・チューニング 415.3~466.2Hz(0.1Hz単位) 音律 10種類(平均律、純正調(長調/短調)、ピタゴラス音律、キルンベルガーⅠ、キルンベルガーⅡ、キルンベルガーⅢ、中全音律、ベルクマイスター、アラビア音階)、主音指定可 エフェクト 音の響き、音の明るさ |
鍵盤タッチ キータッチ:100段階、固定 ハンマー・レスポンス:10段階 マスター・チューニング 415.3~466.2Hz(0.1Hz単位) 音律 10種類(平均律、純正調(長調/短調)、ピタゴラス音律、キルンベルガーⅠ、キルンベルガーⅡ、キルンベルガーⅢ、中全音律、ベルクマイスター、アラビア音階)、主音指定可 エフェクト 音の響き、音の明るさ |
鍵盤タッチ キータッチ:100段階、固定 マスターチューニング 415.3~466.2Hz(0.1Hz単位) 音律 10種類(平均律、純正調(長調/短調)、ピタゴラス音律、キルンベルガーⅠ、キルンベルガーⅡ、キルンベルガーⅢ、中全音律、ベルクマイスター、アラビア音階)、主音指定可 エフェクト アンビエンス、音の明るさ |
内蔵曲 | 402曲 | 402曲 | 375曲 |
レコーダー | 録音可能データ SMF(フォーマット0、3パート、約70,000音記憶) オーディオ・ファイル(WAV形式:44.1kHz、16ビット・リニア、要USBメモリー) |
録音可能データ SMF(フォーマット0、3パート、約70,000音記憶) オーディオ・ファイル(WAV形式:44.1kHz、16ビット・リニア、要USBメモリー) |
録音可能データ SMF(フォーマット0、3パート、約70,000音記憶) オーディオ・ファイル(WAV形式、44.1kHz、16ビット・リニア、要USBメモリー) |
ローランド対応アプリ | Piano Every Day ピアノデザイナー ミュージックデータ・ブラウザー |
Piano Every Day ピアノデザイナー ミュージックデータ・ブラウザー |
PianoPartner ピアノデザイナー |
便利な機能 | メトロノーム(テンポ/拍子/強拍/パターン/音量/音色変更可能) デュアル スプリット ツインピアノ(セパレート・モード対応) 移調(半音単位) スピーカー音量/ヘッドホン音量自動切り替え ボリューム・リミット パネル・ロック オート・オフ |
メトロノーム(テンポ/拍子/強拍/パターン/音量/音色変更可能) デュアル スプリット ツインピアノ 移調(半音単位) スピーカー音量/ヘッドホン音量自動切り替え ボリューム・リミット パネル・ロック オート・オフ |
メトロノーム(テンポ/拍子/強拍/パターン/音量/音色変更可能) ツインピアノ(セパレートモード対応) トランスポーズ(半音単位) スピーカー音量/ヘッドホン音量自動切り替え ボリュームリミット パネル・ロック オートオフ |
スペックの違い
かなり見にくいので、スペックの違いをまとめると、
鍵盤
『HP704』と『DP603』は同じ木材と樹脂のハイブリット鍵盤、
『HP702』だけ樹脂のみの鍵盤
スピーカー
『HP704』だけスピーカーが上下に4つ搭載。
『HP702』『DP603』は2つのみ
内蔵曲
『HP704』と『HP702』は402曲で、最近のJ-POPなどのも内蔵
『DP603』は375曲で、最近のJ-POPは入っていない
ローランドオリジナルアプリ
『HP704』と『HP702』は最新のアプリを使用可能
『DP603』は少し古いアプリのみ対応可能
で、大きく分けると
・ハード面は鍵盤とスピーカーの違い
・ソフト面は対応アプリの違い
という感じですね。
サイズの比較
次に、サイズの比較です。
HP704 | HP702 | DP603 | |
幅 | 1,377mm | 1,377mm | 1,398mm |
奥行き | 468mm | 468mm | 377mm |
高さ | 1,133mm | 1,067mm | 975mm |
重量 | 59,5kg | 54,4kg | 45,9kg |
横幅はあまり差はないですが、奥行きは『DP603』が10センチほど薄いです。
ただ、『DP603』は蓋を開けた時に、蓋がピアノの幅よりも少し奥にはみ出すので、壁にベタ付けできないです。
なので奥行きは実際には5センチくらいの違いになると思います。
また、奥行きが薄い分、ペダルの位置もアコースティックピアノに比べるとかなり手前になるみたいです。
高さも『DP603』が一番低く、蓋も閉じれるので一番コンパクトになりますが、譜面台の位置も一番低いです。(鍵盤のすぐ上くらい)
アコースティックピアノの譜面台の高さに一番近いのは『HP704』みたいです。
価格の比較
『HP704』¥198,000-
『HP702』¥154,000-
『DP603』¥181,500-
『HP704』以外を買わなかった理由
最終的に『HP704』を選んだのですが、他を選ばなかった理由をまとめます。
『HP702』を選ばなかった理由
初めの特徴にもあるように、「自宅で練習用のエントリーモデル」という位置付けで、
かなり初心者の人向けに作られているので、
鍵盤の重さや弾き心地がアコースティックピアノからすると物足りなく感じるみたいです。
また、スピーカーも足元に向けて2つついているだけなので、
音を響かせて練習したい時にはあまり響きを感じにくいので、表現力が身につきにくいんじゃないかと。
あとは、譜面台の角度が固定で収納できないというところもありました。
『DP603』を選ばなかった理由
こちらは、ある程度ピアノが上達した中級者の方が自宅で楽しむようなモデルだと思います。
譜面台の高さがかなり低かったり、ペダルの位置が近いために、
これからピアノ教室行って習い始めようという方には、教室と自宅でかなりギャップがありそうです。
また、アプリもローランドの最新のアプリは、オンラインのライブラリーに入っている曲であれば、
全て楽譜が見れたり、アプリの中でレッスンカリキュラムがあったりするのですが、
そのアプリは対応になっていないです。
あと、コンパクトですが壁にベタ付けできないので、収納を考えると結局どうなのかなと。
あとはピアノの色がちょっと気に入らなくて。。
これらの理由で、最終的に『HP704』を選びました。
実際に『HP704』を買ってみて
実際に買ってみての感想ですが、
めっちゃいいです!!
ピアノを習ってた奥さんも鍵盤が重いと感じるくらい鍵盤がしっかりして流みたいです。
あと、BluetoothでiPhoneと接続すれば高級なオーディオプレイヤーとしても使えるので、
僕は主にiTunesで音楽聴く用に使ってますw
また、フタを開けるとスイッチがオンになって、フタを閉じるとスイッチが切れるので子供でも安心して使えます。
コロナの影響でまだピアノ教室に行けておらず、レッスンも始まっていないので
ローランドの専用アプリはまだ全然使えてないですが、かなり機能も多いのでこれから徐々に使いこなしていこうと思います!
以上、ピアノを選んだ理由をあれこれ書かせてもらいました!
あくまでもうちの基準ですが、少しでも誰かの参考になれば幸いです。
自宅にピアノがある生活を楽しみましょう!!