美容業界で働くサラリーマンのちょっとためになる情報

ストレートパーマと縮毛矯正の違い

そろそろ梅雨の時期を迎えようとしてます。

クセでお悩みの方には年で最も嫌なシーズンですね。

実は、日本人の7割の方はクセで悩んでるらしいです。
昔に比べるとカールアイロンやストレートアイロンなどの発展により、毎朝時間をかければかなりキレイに見せる事は可能ですが、湿気が多い日はどうしても広がりやうねりが気になる。

そういった時に頼りになるメニューが

「ストレートパーマ」「縮毛矯正」

です。

憧れのサラサラストレートを手に入れるためにストレートや縮毛矯正をやりたいけど、どっちをやればいいの?と思ってる方も多いと思います。

なので今回はそれぞれの特徴やメリットデメリットについてお伝えしていきます。

ストレートパーマと縮毛矯正の違いは?

1番の違いは『まっすぐにする力』です。
どちらも髪をまっすぐにするという目的は同じですが、クセの度合いや髪質、ダメージ度合いによってどちらを選択すればいいのかが変わってきます。

また、メニュー料金なども変わってきますので、信頼できる美容師さんであればいいですが、初めて行くお店でストレートや縮毛矯正のメニューを考えられている方は、最低限ご自身でも知識を身につけておいたほうが良いでしょう。

縮毛矯正

パーマと同じく1剤と2剤のお薬を使用します。

まず、1剤を塗布して放置する事で、髪の毛を柔らかくし、髪の内部の結合を切断していきます。

その後、アイロンの高温の熱によってまっすぐな状態に整えます。

最後に2剤を塗布して切れていた結合を再度くっつけてまっすぐな状態を持続させます。

縮毛矯正に関しては、文字の通り、縮れているくらいクセの強い毛を伸ばすために使われるので、かなり頑固なクセをしっかりと伸ばす事ができます。

凸凹になっているような髪の毛でもまっすぐにできるくらい強いので、もちろんボリュームはかなりダウンしますし、髪の毛に対するダメージも非常に強いです。

なので、

ダメージしてもとにかくまっすぐにしたい!!

まっすぐな状態を長期間キープしたい!!

という方にオススメです。

ストレートパーマ

基本的な設計は縮毛矯正と同じで、1剤と2剤で髪の毛を伸ばしていきます。

違う点は、クセの度合いによってアイロンの温度が低温だったり、アイロンを使用しない場合もあるという点です。

大きくうねっているようなクセや、湿気が多い日だけ広がりが気になる、うねりが出てくるという方や、

パーマをかけている髪をまっすぐに戻したい、といった時に使用するメニューです。

縮毛矯正よりはダメージも少ない分、まっすぐに伸ばす力や持続力は劣りますので、

あまりぺったんこにしたくない!!

湿気が多い日だけどうにかしたい!!

という方にオススメです。

ストレートパーマ、縮毛矯正をした時の注意点

曲がっているものを薬剤を使って強引にまっすぐにするというメニューなので、

髪の毛への弊害もかなりあります。

特に、薬剤をつけた後に高温でアイロンを通すと、髪の毛が硬くなり自然なスタイリングがしにくくなったり、カラーがキレイに発色しなくなったりします。

以前のブログ

にも書きましたが、髪の毛はおよそ80%がケラチンタンパク質でできています。
タンパク質なので、生卵をイメージしてもらうとわかりやすいですが、生卵を茹でてゆで卵の状態にすると、硬くなって形が変わらなくなると思います。
もちろん1度ゆで卵になるともう生卵に戻す事は出来ません。

髪の毛も同じく、高温で熱を通すとタンパク質がどんどん硬くなっていき、硬くなった髪の毛はもう元に戻らなくなります。

カラーが定着するところもケラチンタンパク質の部分ですし、パーマが定着するところもケラチンタンパク質なので、そこが硬化してしまうと薬剤が反応しづらくなります。

なので、梅雨の時期は湿気が多いからストレートにしたい!

でも夏はハイトーンの外国人カラーを楽しみたい!

という方は、無闇に縮毛矯正やストレートをするのではなく、美容師さんにしっかりと先のプランまで相談した上で行って下さい。

また、広がってまとまらない髪の毛や、引っかかりが気になる髪の毛をツルツルサラサラにまとめる優秀なブラシの情報もまとめてありますので、良かったらそちらも見てみてくださーい!!

最新情報をチェックしよう!