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TOKIOインカラミトリートメントの結果が出にくい時にチェックする『3つのポイント』

「TOKIOを使い始めたときはすごい結果も良かったけど、最近なんか仕上がりがイマイチ、、、」
「TOKIOは髪質によってはすごい良いけど、合わないときは全然結果でない、、、」
「同じお客さんなのに前回は結果良かったのに今回はあんまりだった、、、」

という事ないですか?

せっかく良い商品を入れてるのに、その効果を最大限引き出せていないのは勿体ないですよね。

数多くあるTOKIOユーザーサロンさんの中でも、より良い結果をお客様に提供したいというサロン様に向けて、

TOKIOトリートメントの結果が出にくい時にチェックする『3つのポイント』をお伝えします。

全ての問題が解決されるわけではないですが、ほぼ9割の問題はこの『3つのポイント』を見直すだけで改善できます

心当たりがあるポイントだけでも見直してみてください。

基本的な使い方を知りたい方はこちらの記事をどうぞ

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①カウンセリングで『髪質』のチェック

1つ目は、お客様の髪質のチェックです。

ここで失敗するケースが非常に多いです。

TOKIOトリートメントは、

『一番軽さが出せる最高ボリュームのベーシックライン』
『一番指通りが作れる最高ツルツルのスムースライン』
『一番保湿ができる最高しっとりのモイスチャーライン』

という3つのラインナップで展開しております。

一般的に見ると、

ベーシックラインが一番軽いから「軟毛・細毛」

スムースラインが真ん中の質感だから「普通毛」

モイスチャーラインが一番しっとりだから「癖毛・硬毛」

という分け方になると思います。

ただ、TOKIOトリートメントは上記の選定だと失敗しやすいです。

TOKIOは表面コーティングのトリートメントではなく、内部補修のトリートメントになりますので、

『その人の髪を健康にするためには何が足りていないのか?』

をカウンセリング時にチェックする必要があります。

そこで『髪質』をみていくのですが、

【軟毛・細毛】・・・油分を蓄える力が弱く、少しのダメージでもすぐに乾燥して広がってしまう
【硬毛・癖毛】・・・油分を蓄える力は強く、乾燥というダメージよりもゴワつきやザラつきが気になる

という特徴があると思います。

この特徴から判断すると、

【軟毛・細毛】で傷んでる髪の毛には油分も足りてないから油分を補えるモイスチャーライン
【硬毛・癖毛】で傷んでる髪の毛には油分は足りてるので硬さをとりながらザラつきを抑えてくれるスムースライン

が相性のいい使い方になります。

ベーシックラインもこの考え方でいくと【硬毛・癖毛】さんが相性いいです。

ただ、ベーシックラインだと極端に油分が少なくパサツキがとりきれないので、LOWダメージで重たくしたくない人に一番相性がいいです。

このように、一般的なトリートメントとTOKIOトリートメントは対象となってくる髪質が真逆ですので、

ここの選定を間違えると失敗しやすいです。

軟毛さんにモイスチャー!?と思われるかもしれないですが、規定量の使用であればまた新しい質感で感動してもらえるので

ぜひ1度チャレンジしてみてください。

②髪に『油分の蓄積』がないかのチェック

2つ目は、油分の蓄積のチェックです。

・普段からオイルやバームをスタイリング目的として使用している方
・クセや広がりを気にされていて、しっとり系のSH,TRを毎日使用されている方
・スタイリング剤やオイルを付けてからアイロンでスタイリングしている方
・サロンでシャンプーしても全然泡立たない方

こういった方は、髪の毛の表面に油分の皮膜が張られているケースが多いです。

表面を油分でコーティングされているため、一見ツヤや手触りは作れてはいますが、

そのコーティングによって薬剤の浸透を妨げられている可能性があります。

カラーやストレートでも、

優しい薬剤を使うと思ったより染まらなかった、思ったより伸びなかった、

といった経験あると思います。

強い薬剤であれば、アルカリによって強引にキューティクルを開いてくれますが、

弱い薬剤だと浸透が妨げられているために反応が弱くなってしまってるんですね。

トリートメントに関しては、一般的なコーティング系のトリートメントだとこういった髪の毛でも全然問題ないのですが、

TOKIOの場合は、毛髪内部に薬剤を浸透させて反応するトリートメントですので、

反応が起きにくくなってしまいます。

特に、TOKIOの1番は液体タイプですので、油分の皮膜があるとその水分が弾かれて浸透してくれないです。

そこで、施術前にしっかりと髪のクレンジングをすることで薬剤の浸透を促す必要があります。

スキンケアでいうところの「メイク落とし」です。

お化粧に関しても、洗顔だけでは落としきれない油分をクレンジングで落としてから洗顔、化粧水、という流れだと思います。

髪の毛に関しても、普段のシャンプーだけでは落としきれない油分をクレンジングシャンプーなどを使って落とすことで、

TOKIOの成分がしっかりと浸透してくれるようになりますので、より結果が出やすくなります。

③『塗布量』のチェック

髪質のチェックをして、油分の蓄積も取り除いてもらえたなら、後は塗布量だけです。

TOKIOトリートメントは、TOKIO1とTOKIO2で化学反応を起こすトリートメントです。

どちらかが多すぎたり、少なすぎたりすると正しく反応が起きてくれませんので、

正しい塗布量を均一に塗布する必要があります。

・TOKIO1番を全頭で20〜30プッシュくらいしか使っていない
・TOKIO2番を全頭で2〜3プッシュくらいしか使っていない
・パネルごとではなく髪の毛全体を束ねて上から塗布してる
・TOKIO1番の塗布の前に髪がびしょびしょの状態から塗布してる

というサロンさんは塗布を見直す必要があります。

TOKIO1番はミディアムの方で最低でも80プッシュは必要ですし、

TOKIO2番はミディアムの方で最低でも6プッシュ(できれば8〜10プッシュ)は必要です。

また、カラーと同じように1剤と2剤で反応して行きますので、

パネルごとに塗布せずに髪を束ねて塗布するとトリートメントの反応もムラになります。

全体を均一に反応させるために、しっかりとパネルをとりながら塗布することで失敗しにくくなります。

塗布量やパネルごとに塗布されてるかどうかは、意外とお客様もチェックされてます。

お客様への安心感という意味でも、多少手間かもしれないですが丁寧な塗布を心がけてください。

まとめ

以上、3つのポイントを挙げさせてもらいました。

細かい注意点を挙げればまだまだありますが、ひとまず上記の3つを再確認してみてください。

これまでのサロントリートメントは、

「アシスタントさんの生産性アップとしてのメニュー」

でしたが、今となっては

「お店のブランディングと売上に直結するメニュー」

になってます。

トリートメントをいかに回転させるかで単価が大きく変わってきますので、

ぜひトリートメントを使いこなしてサロンのブランディングにお役立てください。

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