美容業界で働くサラリーマンのちょっとためになる情報

5年後の美容業界を勝手に予測!!

今回のコロナは、様々なモノの価値を変えてしまうくらいの衝撃的な出来事だと思います。

まだ完全に収束したわけではないので、まだまだ予断は許さない状況ですが、

コロナが収束しても完全に『beforeコロナ』の状態に戻ることはないと思います。

・オンラインが主流になり、移動にかかるコスト・時間・手間が見直されるようになった

・ECでの買い物に慣れ、実店舗を訪れる回数が減った

・YouTubeやtwitterなど、スマホ画面の滞在時間がより増えた

・衛生面に気を使うようになり、よりキャッシュレス化が促進された

など、確実に社会に大きな影響を与えています。

これらを踏まえた上で、5年後の美容業界がどうなっているのか、予測したいと思います。

5年後の美容室

働き方

まず美容師さんの働き方です。

現状、正社員・フリーランス・面貸し など様々な働き方がありますが、

5年後にはこういった働き方の区別はなくなってると思います。

ほとんどの正社員の方が、フリーランスや面貸しのように働けるようになっており、

多店舗のお店では働く場所もある程度自由に選べるようになっていると思います。

 

これまでは、

売上上げる ⇨ 独立する ⇨ 雇ったスタイリストが売上上げる ⇨ 雇ったスタイリストが独立する

といった感じで、独立が1つのゴールとなっていたため、育てては抜けての繰り返し。

自分の店を持ちたいという願望がない人がフリーランスや面貸しで自由に働いていました。

そこに気づいたオーナーさんは、FCという形で独立支援をすることで人が抜けるのを防いでいましたが、

もっと自由な働き方に変わっていると思います。

・正社員で働きながら、出勤は週4日だけ

・正社員で働きながら、違うお店でアレンジの仕事

・正社員で働きながら、YouTuber

・平日は自宅のある神奈川で、週末は銀座でサロンワーク

今でも一部の人はこう言った働き方が出来ていますが、

ほとんどの人がこういった働き方を自由に選択できるようになっていると思います。

売上を自分で作れる優秀なスタイリストは、当然のことながらどこの美容室も欲しい存在なので

引き抜きの話も出てきたり、もちろん独立も考えられると思います。

であれば、優秀なスタイリストさんが働きやすい環境を用意できるお店には、

売上上げれる人がたくさん集まって、結果的に儲かる。

という形です。

集客

集客に関しては、大胆な予測をすると

『集客で悩むサロンはなくなる』

と思ってます。

どういうことかというと、

今は、スタッフ教育、お金の管理、薬剤仕入れ、広告、求人、集客、全て自社で行ってます。

ただ、5年後にはこのほとんどを自社でする必要がなくなってると思います。

実際、今でもホットペッパーコンサルとか、外部の技術セミナーとか、

ある程度外部に任せられることはあると思います。

これらがもっと発展することで、

・集客を行うのは〇〇という会社

・教育を行うのは〇〇という会社

・材料の管理は〇〇というディーラー

という風になります。

なので、美容師はとにかく自分のお客様と向き合う。

徹底してお客様と向き合うことでリピート率を上げ、新規集客に手間や時間をかけなくてよくなる。

という流れです。

店販

店販もお店に在庫を置くというサロンはほとんどなくなってると思います。

商品の画像をスマホで読み込めばその場でオンラインで買えるようになっていて、

その場で発注すれば翌日には家に配達されるという仕組みが出来上がってると思います。

また、今のところ美容室専売品がネットで買えるのはほとんどの場合が不正流通ですが、

どの専売品も当たり前にネットで買えるようになり、購入の際にサロンの登録をすることで

ネットで買った商品の利益がサロンに還元できるようになっていると思います。

そうすることで美容室は在庫を抱えることもなく、お客様に本当に合うものだけを勧めれるようになります。

「ネットに安く出てるから」という言い訳がきかず、

お客様との信頼関係、ヘアケア、商品の知識がある人が稼げる時代になります。

5年後の美容ディーラー

仕事

個人的に一番変革しないといけないのはディーラーだと思ってます。

これまでは

・より多くのメーカーと契約して取扱数が多い

・面白いセミナーをたくさんしている

・商品を最短で届けてくれる

・毎週訪問してくれる

というのがディーラーさんの価値でしたが、

・どこのディーラーも取扱数がそんなに変わらなくなってきた

・オンラインサロンやYouTubeで好きな時間に好きな人から直接学べるようになってきた

・どこで頼んでも着日はそんなにかわらない

・オンラインでいつでも繋がれる

という状況では、これまでのディーラーさんの価値はなくなってしまいます。

これからは、『コンサル的な仕事』『経営的な話』がないと正直厳しいと思います。

なので、5年後のディーラーの仕事は、

お店のコンセプト、考え方に合った商品をディーラーがチョイスして、在庫の管理まで全てディーラーがやる

という風になってると思います。

ディーラーが材料比率を計算して、多ければ減らしたり、使い方の教育まで行う。

というのがスタンダードになってると思います。

働き方

まず配達はなくなってるでしょう。

ドローンや自動運転はまだ普及してないと思いますが、

UberEatsのような配達員がそこら中にいるようになっているので、

配達に関してはディーラーの仕事ではなくなっていると思います。

毎週訪問というのもなくなっているでしょう。

案内資料も紙ベースのものはなくなっているので、写真や動画を美容師さんにオンラインで共有できますし、

ビデオで繋ぐ方が遥かにお互いにとって効率が良いので、訪問は基本的には月1回程度、

別途必要がある時だけアポをとって訪問という流れになると思います。

材料の管理に関しては、カラー客やパーマ客の数がわかればどれだけ減ってるかがわかるので、

週に1回フィードバックをもらうことで、それに合わせた数を発送するという形になります。

営業スタイル

これまでは、『商品を売る』という営業力がメインでしたが、

これからは、今まで以上に『お店を育てる』というコンサル能力が必要だと思います。

薬剤の知識以外に、経営に関する知識、マーケティングに関する知識、

チームビルディングに関する知識、多くのタスクを同時にこなせる管理能力

が必要になると思います。

今は、伸びそうな美容室を見つけていかに早くそこと取引できるか?

というのが主流になってますが、

逆に、伸び悩んでる(売上が下がってる)美容室を伸ばすことができるディーラーになる必要があると思います。

 

5年後の美容メーカー

傾向

ヘアケアのケミカル的な変化は全く想像できないですが、

おそらくどこのメーカーも半分くらいは直送になってると思います。

カラー剤やスタイリング剤などの細かいモノは代理店さんに置いてもらって、

それ以外の単価の高いものは全て直送になるでしょう。

さらに、ヘアケア のみを扱っているというメーカーさんの数はかなり少なくなり、

多くのメーカーさんがボディケアやスキンケア、サプリメントといったトータルビューティーを扱うようになっていると思います。

また、これは5年先の話ではないですが、人口減少により日本国内だけだと売上の見込みが立たなくなるため、

どこのメーカーさんも海外展開をもっと強化していくと思います。

それと同時に、海外の商品もたくさん日本に入ってくるようになり

新しい美容の文化が形成されていき出すタイミングだと思います。

 

働き方

今は、多くのメーカーさんがディーラーさんへ訪問して、直接商品の説明を行い、

同行をしながらサロン様へ直接商品案内を行っていると思いますが、

今後は動画やオンラインが主流になると思います。

今でもうまくsnsを活用してあまり現場訪問をしないメーカーさんもありますが、

動画コンテンツと現場訪問との両立がスタンダードになっていると思います。

10年先まで行くと、バーチャル営業マンがオンラインで商品説明するようになっていて、

営業マンすらいらなくなってるかもしれません。

 

サロンオリジナル商品の乱立

いわゆるPB商品がかなり増えていると思います。

今はまだ資金にゆとりがある一部のサロンしかPBは作ってないですが、

PBのハードルはもっと下がっていき、個人店でもある程度自由に自分の使いたい商品を作れるようになっていると思いいます。

また、PB商品というと、アウトバストリートメントやシャンプートリートメントなどのヘアケアがメインですが、

今後はカラー剤やパーマ剤を作るサロン様も出てきているかもしれません。


以上、勝手に予測しました。

久しぶりのブログで書きたいことがぐちゃぐちゃでしたけど、

この記事は消さずに残しておくので、また5年後に答え合わせします!

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