美容業界で働くサラリーマンのちょっとためになる情報

美容室の店販キャンペーンって何のためにやってるの??

夏休みや年末を迎えると、オーナーから「キャンペーンするから頑張ってお客様に勧めてください!」

と言われるのにうんざりな美容師さんも多いと思います。

「自分はモノを売るために美容師になったんじゃない!」

「店販を無理に勧めると失客に繋がりそう!」

「そもそもその商品を自分自身があまり気に入ってないのになんで勧めないといけないんだ!」

などなど、そういったお声を噂で聞いたことがあります。

スタッフさんからすると、やりたくない大変な作業かもしれないですが、

僕はキャンペーンは『絶対開催した方がいい!!』と思ってます。

なので、キャンペーンを行うメリットを記載していきます。

迷わずキャンペーンを開催した方がいい3つの理由

①シンプルに売上が作りやすい

皆さんもセールの時期に服を買いに行く事ありますよね??

少しでもお得に買えるなら次のシーズン用に今買っとこうかなとか思いますよね??

その意識を利用して販売するのがキャンペーンです。

「普段から気にはなっていたけど、値段が気になって買ってなかった。」

という商品を、少しお得にするということで買うきっかけを与えてあげるのが

キャンペーンの魅力です。

そこで買ってもらって、やっぱり買ってよかったと思ってもらえれば、

次回からのリピートに繋げれますし、他の商品も勧めやすくなります。

そういった『背中を押すための企画』がキャンペーンになりますので、

潜在需要を掘り起こして売上アップに繋げれるのが1つ目のメリットです。

しかも、店販を売るためにシャンプー台が埋まることもないですし、

特別な技術の習得も必要ないですし、新たに集客する必要もないので時間単価が激増します。

②お客様と新しいコミュニケーションが生まれる

キャンペーンなんかしなくても、普段から店販をバンバン販売している人は別ですが、

多くの方は『店販』に対しては苦手なイメージがあると思います。

始めにも書いたように、

「モノを売るために美容師になったんじゃない」

という美容師さんも多いので、そもそもモノを販売するという行為自体に嫌悪感を持ってる人も多いです。

でも、お客様は髪の毛のプロにアドバイスを求めてます

買うか買わないかはお客様の自由ですが、情報を与えてあげるのは美容師さんの義務だとすら思ってます。

「〇〇さんの髪の状態やこのスタイルの場合、こういったシャンプーが合いますよ」

「こういうお悩みでしたら、このオイルを使えばだいぶ解消されますよ」

とかは、普段の施術の中でも当たり前にあるべき会話だと思います。

こういった会話をした後に、実際にお店で使ってあげて仕上がりを体験してもらえれば、

確実に店販売上は上昇するはずです。

ただ、いきなりそういった会話をするのが抵抗があるとか、自信がない、、

というスタッフさんのためにキャンペーンは活用できます。

「今〇〇といった効果のある商品を特別に10%オフで買えるキャンペーンをやってます!

こういう時期にはすごいオススメな商品なので、一度使って見ませんか?」

という話を強制的に20人〜30人にするだけで、自然と商品の説明の流れが作れますし、

その会話をきっかけに、お客様から「私はこういう悩みがあるからそういった商品の方がいいかな〜」

という新たなニーズを聞き出すことができるようになります。

なので、最悪全然商品が売れなかったとしても、お客様からのニーズを聞き出せて、

それで新しいトリートメントやパーマなどのメニューの提案に繋げる事ができれば、十分価値がある!

というのが2つ目のメリットです。

③ヘアケアの知識が身に付く

これはメーカーやディーラーにも大いに責任がありますが、

自分のお店に置いている商品の特徴がイマイチわかっていないというスタッフさんが多いというのも事実です。

やはり自分の言葉で話して説明する事で知識が身に付いていきますので、

スタッフさんに知識を身に付けさせるきっかけとしてもキャンペーンは活用できます。

同じカテゴリーの場合(シャンプーならシャンプー、オイルならオイル、といったカテゴリー)

たくさんの人に案内しているとわかると思いますが、大体聞かれる内容はカブってきます。

なので、お客様から聞かれそうな内容を先回りして説明してあげる事によって、

「この人はヘアケアにすごい詳しい人だ」

と思わせる事ができるようになります。

メインのヘアケアをコロコロ変えるのはあまりオススメできないですが、

UVケアやクール系の商品、冬であれば乾燥対策などの季節系の商品であれば、

シーズンごとにキャンペーンをするのもいいと思います。

そうすれば、商品のウリとなる特徴を知るだけで、

「この特徴ならこうやって勧めよう」

というのが感覚的に話せるようになります。

なので、すごいケミカルに詳しくなってに色々語れるようになるというのではなく、

実践的にお客様と話ができたり、自店に必要かそうでないかの判断を自分でできるようになる!

というのが3つ目のメリットです。

まとめ これからの時代に向けて

デメリットに関しては、皆様が思っている通りなので省かせてもらいます。

これからの時代は、ますます客数は減少、自店のスタッフも減少していく中で、

1日にこなせるお客様には限りがあります。

急に1人あたりのメニュー単価を上げれればいいですが、メニュー単価はなかなか簡単には上げれないのが現状です。

そこで、その日に来店されたお客様の中から、1人でも多く店販商品を買ってもらう事ができれば、

それだけで3000円〜5000円の単価アップになります。

さらに、店販自体の売上にはならなくても、新たなコミュニケーションが生まれる事によって

メニュー単価を上げれる可能性も広がります。

メーカーさんやディーラーさんから、嫌と言うほどキャンペーンの案内があるかとは思いますが、

この3つのメリットを思い出してもらいながら検討してもらえれば幸いです。

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