昨年度も美容室の倒産件数が過去最高を更新したとの記事が話題となりましたね。
日本人の人口は減少傾向、さらに高齢化が進み美容人口はすごい勢いで減少していってるにも関わらず、年々美容室件数は増加し続けています。
顧客は減るけどライバルは増える。
つまりは生き残りをかけたサバイバルは年々激しくなってきています。
皆さんそれぞれ売上を上げるために色々取り組まれてはいると思いますが、僕がいろいろなところから得た情報の中でこれはオススメできそう！！と思った、
お金と時間を掛けずに売上アップをするためにまず取り組んで欲しい3つの事を挙げていきます。
サロンの売上アップのためにやるべきたった３つのこと
1. サロンのウリを明確にする
お店の明確なウリはコレだ！！と一言で言える特徴はありますか？
近隣に同じウリのサロンがどれくらいあるか把握してますか？
またそれらのサロンとのウリの明確な違いは何か説明できますか？
まずはそこを明確にしましょう。
もし明確なウリがイマイチ見つからない、客観的に見たときに他店との違いがわかりにくいという場合は、
『このサロン（自分の顧客）といえば〇〇さん！！』というお客様を3人〜5人ピックアップして特徴をまとめます。
年齢、性別、性格、家族構成、金銭感覚、趣味、レングス、ヘアスタイル、よくするカラーの色味、トリートメントの種類、パーマの有無、来店回数、などをまず全部紙に書き出します。
そして５人分全部書き出した後比較してみると、共通の項目がいっぱい見つかると思います。
その共通の項目を見てみると自分の得意なお客様の像が見えてくると思います。
そのお客様が一番喜びそうなキーワードをお店（自分）の『ウリ』にします。
例えば、年齢は大体４０歳前後くらいの子育て世代の女性が多い、ブリーチまではしないけど意外にみんなハイトーンカラーをしてて、尚且つトリートメント比率も高い、
という場合であれば、
『大人向け上品ハイトーンカラー』が得意なお店。みたいな感じです。
その明確な『ウリ』が見つかると、近隣のサロン様のホットペッパーやホームページを見て、
同じウリのサロンが何軒くらいあって、どういった打ち出し方をしているかチェックしてみましょう。
2. ホームページ、SNSのTOPページの見直し
ウリが明確になったら、次は自分のウリが一目で明確にお客様に伝わるようになっているかのチェック。
ホームページや集客サイト、snsのTOPページでそのウリが客観的に見ても伝わっているかを確認します。
ウリとなる文言はもちろん、そのウリに合う雰囲気、写真、メニューがあるのかどうか。
また、そのメニューが気になったタイミングですぐに予約できるようになっているかの動線まで確認します。
明確になってなければプロフィールや写真を訂正します。
また、予約までのステップはシンプルであればあるほどいいので、予約サイトを自社でお持ちでない場合は集客サイトのアドレスやお店の電話番号をすぐにクリックできるように設計すればよりいいと思います。
3. お店を掃除する
最後はハード面の見直しです。
とは言っても内装をいじったり、模様替えをしたりする必要はなく、清潔感を意識しましょうという事です。
とにかくお店の中で髪の毛が残っていたり、ホコリをかぶっている所をなくすということを徹底します。
できればシャンプークロスやタオルも半乾きの臭いがしていないかチェックをして臭ければ洗い直しましょう。
おそらくよっぽどのお店でない限りは、毎月新規のお客様が一定数来られてると思います。
その方達がリピートし続けてくれれば確実に売上は右肩上がりです。
当たり前ですが、綺麗なお店とそうでないお店どちらに通いたいか？と聞かれれば９９％の人は綺麗なお店と答えると思います。
なので、綺麗なお店と思ってもらえるような努力は必要です。
セット椅子や鏡は綺麗でも棚にホコリが溜まってる、トイレが汚かったりアメニティの一つもない、カウンターが散らかっている、タオルやシャンプークロスが臭い、
というお店だとせっかく出してもらった飲み物も美味しく感じないですしサービスが全部裏目に出てしまいます。
特にターゲットが大人女性の場合は、毎日嫌と言うほど家の掃除をしている人達、言わば掃除のセミプロ軍団です。
そういった方達がお店を見渡した時にどう思うか？の視点を常に持っておいた方がいいです。
そこを意識して「このお店は清潔感あるな」と思ってもらえる状態まで清掃を徹底します。
タオルの消臭に関しては消臭効果が期待できる商品も一応添付しておくのでよかったら試して見てください。
まとめ
以上の３つをやるだけで爆速で売上UPが見込めます！！
お金も時間もかけずいつでもできることです。
通常、売上UPのための取り組みという話になると、
ホットペッパーのプランあげようか？とか、チラシまいてみようか？とか、材料入れ替えて新しいメニュー作ろうか？といった話が多いと思います。
もちろんそれでも売上は上がりますが、お金もかかるしせっかく上がっても一時的なもので終わってしまいます。
また、そもそも
・なんでうちの店にきてくれたのか？
・なんで通ってくれてるのか？
・なんでお店に来なくなったのか？
というところがざっくりでもわかっていないと集客してもまたすぐ失客してしまいますし、集客の効率も悪いです。
なので、
『明確なウリを決める』
『そのウリを確実に届ける』
『失客の原因になりそうな衛生面をクリアにする』
ということをするだけで売上UPが見込めます。
これらの内容を
・よりわかりやすく
・より具体的に
・より実践的に
まとめてくれてるのがこちらで紹介してる本です。
これはお店に限らず売上に伸び悩んでるスタイリストさんでも応用可能ですので、悩んでるお店やスタイリストさんはぜひ一度試して見てください。
