美容業界で働くサラリーマンのちょっとためになる情報

美容業界で『不正流通』がなぜなくならないのか?

今回は美容業界の闇的な部分に切り込んで行こうと思います。

昔から問題視されている『不正流通』です。

たまに不正流通をしてた美容室が逮捕されたりという事もありますが、

業界全体で減ってる感じはないと思います。

なぜ『不正流通』が起こるのか?という原因を元になくならない理由をお伝えします。

※個人の経験と噂の情報を集めたものなので信憑性が高い情報ではありません

不正流通が起こる仕組み

まず、どうやって不正流通が行われているか?ですが、

大きく分けると3パターンあります。

1つ目は、ネットのサイトを自分(自社)で作って直接流すパターン。

2つ目は、横流しを行ってくれる卸業者に販売するパターン。

3つ目は、ネットを介さずに直接ドラッグストアや量販店に営業に行くパターン。

ご存知の通りですが、ほぼほぼこの3つのパターンです。

それぞれ解説していきます。

ネットのサイトを自分で作って直接流すパターン

まず1つ目のパターンですが、

こちらは想像通り、楽天やアマゾンなどのECサイトにショッピングサイトを立ち上げてそこで仕入れた人が直接販売する形です。

メルカリなどもこちらに含まれます。

主に美容室がやっていることが多く、逮捕されたのもこのケースだったと思います。

自社のECサイトなどを作って顧客に対して販売する分には全く問題ないですが、不特定多数に過剰な値引きで販売するのはちょっと。。。ですよね。

横流しを行ってくれる卸業者に販売するパターン

2つ目のパターンですが、

美容業界のディーラーとは別に、美容専売品などを買い取る会社が存在しています。

「美容室専売品 買取」

で検索すると結構出てくると思います。

ネットに出てくる会社以外にも行為った会社はたくさんあって、

どういった会社が運営しているのかはわからないですが、廃業する美容室やディーラーの在庫を買い取ってくれるという店では便利な会社だとは思います。

要はブックオフとかセカンドストリートみたいなところですね。

こちらは美容室だけではなくディーラーさんから直接流れているケースもありそうです。

ネットを介さずに直接ドラッグストアや量販店に営業に行くパターン

3つ目のパターンですが、

これはドンキホーテや東急ハンズやロフトなどに代表されますが、非常に多くの美容室専売品を見かけると思います。

こちらも美容室というよりはディーラーさんや2つ目のパターンの卸業者から流れていることが多いですが、

一部、メーカーから直接販売されてるケースもあるみたいです。

あまり知られていないですが、専売メーカーも別会社としてパブリックの商品を作っている事は珍しくなく、

そういった繋がりからそういう量販店に流れているとかいないとか。

どうやって不正流通で儲けているのか?

東急ハンズやロフトこそ定価で販売されてますが、ネットに出ている商品などは基本的にかなり定価より割引になっている場合が多いと思います。

卸業者に販売する場合も当たり前ですが定価では販売できないので、かなり割引して販売しないといけないです。

美容室やディーラーなどの利益は基本的に固定されているにもかかわらず、なぜあんなに安くネットに出回るのか?

ということですが、理由はすごくシンプルで『過剰な値引き』です。

何年も前から値引きするというのが業界の当たり前になりました。

「毎月10万円仕入れるからちょっと割引して」

というところから、

「じゃあうちは100万円仕入れるからもっと割引して」

になり、

「いやいや、うちは1000万仕入れるからもっとできるでしょ」

になって、

どんどん値引きの割合も大きくなってきてます。

ディーラー側もメーカー側も商品を売ってなんぼの商売ですので、

それぞれの販売目標、ノルマを達成するためたくさん買ってくれると言われたら多少の割引の条件をのんででも販売するのはある意味当たり前の考えです。

特に決算の時期などになると、在庫処分のためにより値引きが過剰になります。

家具屋さんなどでも決算セールとかよくやってると思います。

そういう風に大量に仕入れたものが巡り巡って一般消費者の元まで届いてるんですね。

不正流通の今後

無くそうと思うと、まずは「値引きをなくす」というのが最低条件です。

利益の幅があるために他のところへ安く回っていくので、

どこのメーカーもディーラーも値引きを一切しない!とすれば今の不正流通の8割くらいはなくなると思います。

ただ、実は不正流通自体は犯罪ではないんですよね。

過剰に値引きをしたり、卸先を指定したりというのも、独禁法に引っ掛かるためにそこまで規制できないのが現状です。

そんな中で逮捕された人というのは、

メーカーが管理してる商品番号を消すために商品の容器を削ったり、

箱を開けたりしているにもかかわらず正規品のように販売されていたので、それが逮捕の原因となりました。

犯罪行為はもちろんダメですが、

お客様がより買いやすい価格で、買いやすい形態で販売するというのは企業努力でもあります。

これだけオンラインでの買い物が当たり前になった今、お店に来ないと買えないというのは逆にどうなの?とも思います。

ただ、今以上に薄利多売になると、メーカーもディーラーも美容室もただただ消耗するだけでどこも儲からず、業界の価値が下がってしまいます。

ただの消耗品としてのヘアケアならドラッグストアに掃いて捨てるほどあるので、

「美容室専売品はめっちゃ良いけどちょっと頑張らないと買えないな」

くらいを目指して、

常に憧れられる業界にしていきたいですね。

 

あくまで今回の話は噂で聞いた話がベースになってます。信憑性はおそらく低く、問い合わせなDMにも対応できませんのでご了承ください。

 

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