昨年から材料費や光熱費の高騰などがあり、
メニュー料金を考え直そうとしてるサロン様も多いと思います。
そういったサロン様に対して、next leaderに「なるほど!」と思うことが書いてあったので紹介します。
紹介されていたのは神戸の『MERICAN BARBERSHOP®︎ KOBE』という
サロン様ですが、いち早くバーバー特化のサロンさんを出店するなど、
常に新しいことを行ってるサロンさんです。
取り上げられてたのが、タイトルにもなっている、
平日よりも土日の料金を高くする
で、平日よりも土日の方がカット料金を1100円高く設定してるみたいです。
というのも、元々土日がパンパンで予約が取りにくい状態が続いており、
その混雑をどうにかしようと思ったのがきっかけだったみたいです。
一般的にほとんどの事業は「需要」と「供給」で成り立っていますので、
「需要」に対して「供給」が追いついていない状態だと、
「供給」の価値が上がり、値段が上がります。
代表的な例でいくと、メルカリで高値で売られるカードゲームとか、限定品のブランド物とかですね。
NIKEとどこかのブランドのコラボスニーカーなんかは、
2万円で売り出した当日には15万円くらいで売られてますもんね。
さらに、これは『物』に限った話ではなく、『サービス』についても同じで、
ディズニーランドやUSJなどのテーマパークも土日祝料金というのが設定されてますし、
カラオケ店や飲食店でもランチとかセットメニューは平日限定というのが当たり前です。
ホテルや旅館も平日と金土では料金全然違いますよね。
というように、僕たちは普通に土日祝は料金が高いというのを勝手に納得してるので、それに対して今更文句をいう人はいないと思います。
なので、いきなり全てのメニューの金額を高くするというのに抵抗がある方も、
ひとまず土日祝料金の設定をしてみる
というのであればチャレンジしやすく、受け入れてもらいやすいと思います。
土日のお客さんの単価が一人1000円ずつ上がるだけでも、1ヶ月にするとまぁまぁな単価UPが見込めます。
ただ、ここで注意が必要なのが、
・そもそも土日が混んでるのか?
・土日が高いのではなく、平日がお得だと感じさせれるか?
という2点です。
お伝えしたとおり、物やサービスの値段は「需要」と「供給」で決まってますので、
そもそも土日でも普通に当日予約が取れるような状態だとお客様側からも全くメリットに感じてもらえません。
まずは土日に予約が取りづらい状態まで持っていかないと、
この施作は価値を感じてもらえず、成功しないです。
そしてもう一つは、「平日がお得なんだ」と思ってもらうことです。
シンプルに『土日料金が上がります』という打ち出しだけだと、
「あぁ、値上がりしたんかぁ」と思われるだけですので、
『平日がお得です』という打ち出しもセットで出すことで、
これまで土日に来てた方を少しでも平日に誘導していきます。
既存のお客様を少し平日に移行しながら、
新規のお客様に対しても、「平日ならお得なんだ!ラッキー!」
と思わすことができれば、新たな顧客獲得にも繋がります。
単価を上げるタイミングは非常に難しいと思いますし、
料金変えられるタイミングというのは年に1、2回だと思います。
そのうちの1回が『4月』で、3月末で期が変わって、住む人も変わってお客様の入れ替わりが起きやすいタイミング。
ちょうどインボイス制度の登録申し込みも3月いっぱいですので、
今年からさらに税金が高くなる。
であれば、4月から思い切ってメニュー金額の見直しをしてみてはいかがでしょうか??