美容業界で働くサラリーマンのちょっとためになる情報

美容室の『集客』は、「お店」から「個人」に変わってきてるという話

ずーっと課題だとされ続けている美容室の集客。

美容室に限らず、飲食もアパレルも店舗を構えて仕事をしている限り、

その店舗にどれだけ人を集めてこられるか?というのは永遠の課題です。

ご存知の通り美容業界の集客というのは、

10年以上ホットペッパービューティの1強時代が続いています。

店舗展開している美容室では、ホットペッパーが光熱費や人件費と同じく

必要経費として考えられています。

ただ、snsの発展によって最近は徐々にその流れが変わりつつあるのかなと感じるので、

個人的な見解をまとめていきます。

sns(Instagram)の優位性

美容師さんにとってのInstagramというのは、

もはや名刺がわりになるくらい必要不可欠なツールになってます。

・プロフィール写真も載せれる
・プロフィールも記載できる
・スタイル写真も載せれる
・動画も載せれる
・メッセージのやり取りもできる
・ホームページなどのURLも記載できる

などなど、美容師さんに必要なことが全てまかなえます。

さらに、最近の若い人は『ググらない』と言われており、

調べたいことがあったときにはGoogleで検索せずに、

InstagramやTikTok、Twitterで検索するらしいです。

今ではテレビよりも見ている時間が長いsnsというのは、

お客様を見つけたり、

お客様との関係性を築いていく上でも非常に優位性のあるツールだと思います。

Instagramでの集客の可能性

既にInstagramでの集客に成功している方もたくさんいますが、

まだ多くの美容師さんにとっては「集客ツール」という認識はないと思います。

というのも、今はまだInstagramでの集客に成功している美容師さんというのは

全体の僅か1%しかいないみたいです。

でも、美容師さんの数は全国で約50万人。

その1%ということは、5000人はInstagramでの集客ができているということ。

それだけの人が成功しているのなら、必ず再現性はあるはずです。

さらに、見方を変えるとInstagramで集客に成功している美容師さんはまだまだ少ない

いわゆるブルーオーシャンとも言えます。

Instagramをやってる美容師さんは多くても、

それを集客サイトとして本格的に活用している美容師さんはまだまだ少ないということです。

なので、今のうちからInstagramでの集客に力を入れれば、

周りの美容師さんと大きく差をつけるチャンスです!!

増える『snsコンサル』

ホットペッパーよりも競争も少なく、

さらにクーポンサイトでもないので指名がとりやすい。

ということを考えると、ホットペッパーに何十万払うのであれば、

それに近い金額をコンサルに払ってでもInstagramで集客をできるようになりたいと思うのは自然な流れだと思います。

 

これまでのsnsのコンサルといえば、

ビジネス系、アパレル系などのイメージが強かったと思いますが、

最近は美容師さん向けの『snsコンサル』という人が増えてきてます。

どうすれば集客に繋がるのか?ということを徹底的に学んでる人が、

美容師さんのInstagramページのプロフィールから投稿の仕方までアドバイスしてくれる。

そういったことを専門に仕事にしている方が多く、

実際美容業界でもそういったセミナーも増えてきています。

 

sns集客のデメリット

sns集客に取り組むのは時代の流れではありますが、

経営者にとってはメリットだけではありません。

タイトルにもある通り、

基本的にはsnsで集客するのは『個人のアカウント』です。

スタッフが個人で集客してくれるというのは、

経営者にとっては実は怖いことでもあるんです。

自分で集客して、自分で売上を上げるようになってくると、

「なんでそのお店に在籍しているのか?」
「自分の売上のマージンをお店にとられてる」

と感じるようになってしまいます。

そうなってくると、

フリーランスのお店に移ったり、独立したりというスタッフが増え、

お店がまわらなくなります。

なので、自分のお店のことを第一に考えてる経営者さんにとっては、

スタッフ個人に集客力がつきすぎるのはデメリットになってしまいます。

今後のお店の在り方

これはお店を経営している人も感じていると思いますが、

昔に比べると『お店についている』よりも『個人についている』お客様の方が増えてると思います。

これから益々snsでの集客が増えてきて、個人での集客力が強くなってきたら、

そういった美容師さんが在籍するメリットを明確にしないといけないです。

そういった美容師さんはどういうことを学びたくて、

どれくらい給与を求めてて、どういう働き方がしたいのか?

お客様に対しては、どうすれば儲かるのかではなく、

どういうメニューがもとめられてて、何に対して対価をもらうのか?

今のスタッフさんはそういったことまで考えてる方が多いです。

今まではお店が働く人を選んでましたが、

これからは力のある人(美容師さんとお客様)に選ばれるお店が強くなっていくでしょう。

最新情報をチェックしよう!