美容業界で働くサラリーマンのちょっとためになる情報

TWBC2022に行って感じた事

先日パシフィコ横浜で行われたタカラベルモントさんの

『TWBC2022』に行かせてもらいました。

少し前にはビューティーワールドも見に行ってて

規模の大きさや人の多さに驚きましたが、

ビューティーワールドは、ヘアケアからまつ毛、エステ、IT、美容機器など、

美容にまつわる様々なメーカーさんが一同に集まって行われているイベントに対して、

TWBCは、タカラベルモントさん1社のみで開催されてますし、

タカラさんの会社の大きさを感じましたね。

関東や関西以外にも、福岡や沖縄など、

本当に日本全国のディーラーさんや美容師さんも来られてたり、

海外のお客様もたくさんいて、本当にすごい会社だなと改めて実感しました。

いくつか気になった部分があるので、その辺りをピックアップしていきます。

スマートミラー

おそらく多くの美容師さんやディーラーさんがリアルに気になってる商品だと思います。

何年か前からちょこちょこ美容室での取り扱いも始まり出してはいますが、

まだまだ本格的に活用できるような商品は少ないので、

タカラさんでの流通が本格化すると、美容業界でも一気に拡まっていきそうです。

タカラさんのは「スルー ザ ミラー」という商品で、

鏡に映ってる人の顔を分析して、その人の顔のタイプに合ったスタイルをAIが診断してくれるというもの。

これまでは美容師さんの感覚で似合わせを行っていたので、

再現性が難しかったですが、

「こういった理由で、こういうスタイルが似合います」

言葉で説明できれば、お客様が自宅でセルフスタイリングする時にも役立ちそうですね。

ゆくゆくは、カルテの情報も全部ミラーで共有できて、

鏡で写真撮影もできて、前回のスタイルを見ながら

「前回よりももう少し青味が濃い方がいい」とか、「前髪が少し短めがいい」とかの

カウンセリングツールとして使えれば最高ですよね。

画面の端っこにはそのお客様の興味がある情報の広告などが流れて、

広告収入も得られるようになったり。

スマートミラーには個人的にも非常に可能性を感じてます。

シニア世代向けのシャンプー代

高齢化が進んでいく上で、必ずついて回る問題ですね。

実際、僕の祖母も背中が曲がってきたことで首だけ倒すシャンプー台はしんどいと言ってましたし、

かといってyumeシャンプーのようにフラットになるのも起き上がるのが大変だと言ってて、

普通の美容室のシャンプー台ではシニアのお客様を対応するのは難しいんだなと思ってました。

TWBCではそういったシニア世代やバリアフリー向けのコーナーがあり、

写真のような手すりのついたフラットタイプのシャンプー台や、

車イスのままシャンプーできるシャンプー台などが販売されてました。

生涯顧客を作っていこうと考えられているサロン様だと、

”あったらいいな”ではなく、”ないといけない”設備投資だと思います。

ヘッドスパ

美容室やスパサロンでの新たな取り組みとして、

「ネオスパ」というのを提案されてました。

これはシャンプーブース全体の空間を癒し空間に変えるアプローチで、

画像ではわかりにくいのですが、

天井一面がスクリーンになっており、癒しの映像が天井いっぱいに流れてます。

同時に、アロマディヒューザーを置いて香りでもアプローチ、

さらには音楽まで合わせてあげれば、お店のシャンプーブースが一気にワンランク上のスパ空間に返信します。

壁にプロジェクターを写していたり、天井にモニターをつけたりするというお店は結構ありますが、

天井をスクリーンとするというのはなかなか斬新で面白い取り組みだと思います。

ヘッドスパだけでなく、トリートメントメニューもシャンプー台で行うサロン様も多いので、

シャンプーブースでの新しい価値づくりとしては是非とも提案していきたいと思いました。

トレーラー美容室(MOBILE SALON)

『働く場所に縛られない』の究極の形かもしれないです。

車で引っ張れる、大きなコンテナハウスのような美容室も展示されてました。

おそらく4〜6坪くらいだと思いますが、

受付のカウンターとセット面2面、シャンプー台1台あり、

おしゃれで立派な美容室でしたが、そのコンテナ自体にもナンバープレートが付いており、

移動式のコンテナ美容室でした。

「コンテナ」と言えば、今まさに開催されているサッカーW杯の会場も、

大量のコンテナを組み合わせて作ったエコなスタジアムとして話題になってましたね。

飲食店ではコンテナを利用したテイクアウト専門もお店もよく見かけますし、

訪問美容などでは車の中に簡易シャンプー台を設置してたりというのはありますが、

ここまで『美容室』って感じのコンテナは見た事ないですし、

普通にオシャレでインパクトありますよね。

物件の契約して内装の工事にお金かけて毎月家賃払いながらお店を経営することを考えると、

こういった働き方も将来の美容師さんの選択肢の中に出てくるのかもしれません。

まとめ

他にも、メンズのスキンケアやバーバースタイル、

エドルの新商品など、本当にいろんな展示がありました。

1つの会社で

シャンプー台、セット面、空間デザイン、内装工事、エステ商品、ヘア商品、POSレジ

全てを賄っている、正しく『総合メーカー』ですね。

内装デザインに関しても、タカラさんは金額が高くてなかなか提案しづらいというのがありましたが、

やはり全国の様々な美容室を作ってきた経験があるので、

セット面の距離感やシャンプー台とセット面の導線づくり、空調や窓の配置まで、

美容室やお客様のことまでまとめて考えて提案してくれるというのは、

長い目で見ると高くはないのかなとも思いました。

ヘアショーやセミナーの出演者を見ても、

超ベテランの有名美容師さんから、デザインがウリの若手の美容師さん、

経営者目線に定評がある美容師さんまで、全てのジャンルの美容師さんが来られてました。

最近は器具関係もネットで安く買える時代ではありますが、

将来のお店の経営のことも考えたお店づくりを提案していきたいと思います。

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