やはりディーラー営業としてサロンさんを訪問するよりも、
お客様の立場としていろんなサロンさんにお伺いした方が色々と気づきがありますね!
ここ何年かで僕自身がお客様目線で純粋に「いいな」と思った、
サロンさんのちょっとした取り組みを共有していきたいと思います!
セット面に行くと、自分の名前が書かれたメッセージカードが置かれてる
よく友人の結婚式に参加させてもらった時に、席についたら「今日はありがとう」みたいなメッセージが書かれてると思いますが、そんな感じで、
『〇〇様 本日はありがとうございます。カッコよく仕上げられるようにがんばります!』
みたいな一言メッセージが置かれてると、自分のために準備してくれてるんだなと思えますし、やっぱり気分は良いです。
お客様が鏡を見た時に「可愛い」と思える照明の配置
美容室の照明のセッティングって、どうしても『髪の毛がどう見えるか?』という部分を1番に考えられて配置されるケースが多いかと思いますが、
髪の毛の色の見え方って場所によっても時間によっても全然変わってしまうので、髪の色の見せ方にこだわるよりも、
お客様が鏡で自分を見た時に一番可愛く見えるような照明の配置にした方が圧倒的に満足度は上がると思います。
僕自身、タオルターバンされてセット面にいる時とか、カラーの放置中の時とかの自分の顔ってブサイクすぎて見てられないですもんね。。
それが、顔にいい感じに照明当たってて、少しでも「なんか普段よりも盛れてる!」と思わせてくれた方が、仕上がり自体も良くなった気がします。
極端に女優ライトみたいにする必要はないと思いますが、真上からの光だけで顔に影ができてたりするのはあまり良くないのかもしれません。
また、横から顔に向かって光がきてれば、セット椅子を斜めに向ければ髪の毛にも光を当てれるので、お客様のビフォーアフター写真撮るのにも一石二鳥だと思います。
メニューに合わせた商品説明のPOP
店販に関しては、シャンプーやアウトバス、スタイリング剤などを販売することになると思うのですが、
その時に施術するメニューによって、ある程度オススメする商品て決まってると思います。
例えば、カラーの場合だと、
カラーの色持ちが良くなるアイテムか、
カラーダメージをケアできるアイテムなどは絶対案内した方がいいと思いますし、
パーマの場合ですと、
パーマの持ちをよくするケアアイテムか、
パーマのスタイルを作りやすくするスタイリング剤などを案内することになると思います。
なので、予約の段階でカラーの場合ならカラーにオススメの商品一覧とその説明が書かれたPOPを先にセット面に置いておく。
パーマの場合ならパーマに必要なアイテム一覧とその説明が書かれたPOPをセット面に置いておく。
という風にすれば、無理にこちらから案内をしなくても、お客様は自然と目を通してくれますし、
実際に仕上げの時に「そこに書かれてるこの商品を使って仕上げていきますね」と伝えれば、
勝手に説明を読んで特徴もわかってくれますし、使い方も自然に見せることができます。
カラー、パーマ、ストレートの3パターンくらいあれば十分かと思いますので、そんなに大変な作業ではないと思います。
2回目以降の予約は、前回の気になるところを聞くカウンセリングから始まる
リピートしてるということは、少なくとも前回の仕上がりに満足してることは間違い無いのですが、
100%満足してるとは限らないです。
おそらくどんな人でも「よかったけどここはもう少しこうして欲しかったな」という部分はあるはずです。
そういった、不満とも言えない細かな気になる部分を聞き出すことによって、
より理想の仕上がりに近づきやすくなります。
はじめに軽い感じで「前回ご自宅に帰られてからどこか気になるところはありませんでしたか?」と聞いてあげるだけで、
覚えてもらってたんだという思いと、
もっと良くなりそうという思いをダブルで味合わせることができます!
「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」
おそらくですが、多くのお店はお客様に対して
「いらっしゃいませ」
とマニュアルで教えられてるところも多いと思います。
ただ、美容室の場合は、新規来店よりもリピートとして来店されるお客様の方が多いリピート産業です。
星のやなどもですが、ちょっとラグジュアリーなホテルなどに泊まると、
必ず「〇〇様、お待ちしておりました」という感じで名前で呼んでもらえます。
「いらっしゃいませ」と言われるよりも、名前で呼んでもらえた方が圧倒的に『特別感』を感じてもらいやすいですよね。
本当は全てのお客様を名前で呼びたいところですが、流石に自分の顧客じゃないお客様の名前を全員覚えるのは難しいと思うので、
せめて「いらっしゃいませ」ではなく、親しみを込めて「こんにちは」と挨拶するようにした方がお客様の印象には残りやすいです。
いかがでしたでしょうか?
お店によっては合わない事もあるかもしれませんし、
照明に関してはなかなか簡単には変えれないかもしれないですが、
『お客様にどう思ってもらえるか?』
という、接客業としての目線でお店の在り方を考えてみるのもいいかもしれません。