最近は低価格をウリにしたサロンさんの店舗拡大が著しいですね!!
100億円で事業を売却したAguさんや、今や160店舗を超えるAUBEさん、
ホットペッパーの集客数No.1のALBAMさん、
それ以外でも、CIELさんやLUXBEさん、Lafithさんなど、
店舗を拡大して業界を賑わしているのは低価格のサロンさんばかりです。
これらのサロンさんの美容師目線での特徴は、
・フリーランスで働ける
・新規集客に強く、新規客に入れる
・一般的なサロンの一般的なスタイリストよりも給料が良い
というところです。
お客さん目線で見ても、
・手軽にトレンドのヘアカラーの施術が受けれる
・気軽にお店を変えれる
・失敗しても安いから許せる
といったところがあげれると思います。
ALBUM hairのオーナーさんの話にもありましたが、
「今の美容室はお客様のニーズを掴みきれていない。今の若いお客様はファストファッションに慣れており、今年しか流行らない、ちょっと派手でどうかないった服でも安いから買ってみようといった感じでいろんなファッションにチャレンジして行くのを楽しんでいる。そのファストファッションを楽しむ感覚でヘアスタイルも楽しめるようにするいわゆる『ファストサロン』というのがALBUM hairのウリ」
実際、情報が溢れ、いろんなことを知れるようになったりチャレンジしやすくなったおかげで、
アパレルの店舗でも「接客がうっとーしい」という事がよく言われるようになり、
昔のようにおしゃれなショップ店員に相談しながら服を選ぶといった事はだいぶなくなったと思います。
美容室でも、美容師さんに色々相談しながらヘアデザインを考えるというよりも、
『イルミナカラーで染めてほしい』
『TOKIOトリートメントしてほしい』
といった形でお客さんからカラーやケアの要望が出る事が当たり前になっています。
なので、今の10代〜20代の女性のニーズに応えれるのが、上にあげたサロンさん達なんだと思います。
あくまで10代〜20代に限りです。
それより上の世代になってくると、
『トレンド+自分らしいか』
という事が重要になってきますので、その人のライフスタイルや好み、
髪質や肌の色に合わせた提案が必要になり、ファストサロンではできない、高単価なサロンの出番となります。
なので、個人店や、高単価を目指すサロンであれば、
・ターゲットは30代以上
・トレンドよりも上質さ
・気軽さよりも特別感
が必須の条件になってきます。
・30代以上の女性の悩みを知っているか?(解決できるメニューがあるか)
・上質とは何かを知っているか?
・何をすればその人にとって特別感を与えれるか?
当たり前の事を偉そうに書きましたが、
もし自分が美容室を経営するならこれらだけを徹底すると思ったので、何かの気づきになれば幸いです。
次は「美容室のコンビニ化」について書こうと思いますー